3つの検証ポイント


AUTOCODINGを利用してコーディングした場合に想定されるメリットは、

AUTOCODING・メリット

以上の3つが挙げられます。
確かにデザインデータを自動でコーディングデータに変換してくれることができれば
これらの効果も期待できるでしょう。
コーディング代行会社やフリーランスに依頼するコストもなくせますし
少人数で大多数の案件を処理できるので売上も上がります。
しかし、本当に自動でコーディングは実現可能なのでしょうか?
そこで、実際にAUTOCODINGを利用し
費用対効果があるかどうかを【時間・品質・コスト】の3点に焦点を当てて検証してみました。

★時間を検証
▼ 初変換は3時間…
AUTOCODINGのかかる変換時間は2分と言われていますが、どうやらこれは本当のようです。
サンプルのデザインデータで試してみたところ、瞬く間に変換されていきます。

AUTOCODING・サンプル変換

確かに早いのですが、オリジナルのデザインデータの場合
変換する前に”タグ付け”という作業が入ります。
タグ付けとは、レイヤー名に『#タグ』の形式でHTMLタグをつけていく作業です。
サンプルのデザインデータは、ダウンロードした時点でタグ付けされていましたが
オリジナルのデザインデータはタグ付けされていないので、一つ一つタグをつける必要があるのです。

AUTOCODING・タグ付け

私はコーディングをあまり知らないので、マニュアルを見ながらのタグ付けとなりましたが
変換までの所要時間に、3時間を要しました。
ハンドコーディングとあまり変わらないだけの時間がかかったのですが
タグ付けは慣れれば早くなりそうなので、改善の余地はあると思い
引き続きAUTOCODINGを利用してコーディングを行いました。

▼ 4回戦目で30分
初回は3時間という長丁場でしたが、タグ付け4回目にしてようやく30分まで縮めることができました。

AUTOCODING・変換30分

1ページ30分となれば、かなりの時間短縮でしょう。
慣れるまでに少し時間がかかるので
時間をかけてコーダーを育て上げるか、フリーランスから雇うなどして
会社に1人でもAUTOCODINGを使いこんだコーダーを置いておけば制作コストの削減が期待できます。
納品までの速度も速くなるので、上手くいけば仕事も増えるでしょう。

★ 品質を検証
▼ 修正がややこしい
AUTOCODINGUで変換後のコーディングデータは、微調整がしづらいという欠点がありました。
ソースコードの記述事態は正確なのですが
クラス名を付け忘れると『●●1』のように名前に番号が付いて複製されるので
修正すべきクラスを探すのが面倒です。
ハンドコーディングだと、全体を把握しているので修正箇所を見つけやすいのですが
自分で書いていないソースコードだと全体を調整しつつ修正を加えるのは骨が折れました。
もちろん、クラス名を付け忘れなければ何の問題もないので、作業する際は丁寧にやりましょう。

▼ altタグの記述忘れがない
品質面で良かった点は、altタグの記述忘れが少ないことです。
ハンドコーディングだと見落としがちなaltタグの記述が
タグ付けの段階で済ませられるので記述忘れは減るでしょう。

▼ 駆け出しのコーダーより強い
ベテランコーダーと比べると見劣りしますが、駆け出しのコーダーにやらせるよりも
AUTOCODINGを利用したほうがコーディングデータの質は高いでしょう。
社内がコーダー不足でどうしようもないときには、AUTOCODINGが大きな力になってくれそうです。

★ コストを検証
▼ アルバイトコーダーと対決
コストの検証は
【AUTOCODINGの利用料 + コーダーの人件費 対 ハンドコーディングでの人件費】
で比べてみようと思います。
コーダーの人件費は、アルバイトの平均時給1,200円とします。
ちなみにAUTOCODINGの利用料は、フリー価格の1枚2,500円です。

▼ 利用初日はハンドコーディングの勝利
私がAUTOCODINGを利用した初日はコーディングを終えるまでに3時間かかりました。
同じページサイズを標準レベルのコーダーがハンドコーディングした場合も3時間で完了するようです。
とすると、AUTOCODINGの制作コストは、
【人件費】1,200円 ×【時間】3時間 + 【利用料】2,500円 =6,100円
となり、ハンドコーディングの場合の【3時間当たりの人件費】3,600円と比べると
ハンドコーディングに軍配が上がります。

▼ 慣れた場合はAUTOCODINGが勝利
私がAUTOCODINGの操作に慣れた4回目のタイム”30分”で計算した場合は、
【30分の人件費】600円 +【利用料】2,500円 =3,100円
ハンドコーディングと比べると、500円コストが削減できています。
1枚あたりのコスト削減は、500円ですが、塵も積もれば…と考えると大きくなるでしょう。
それに、AUTOCODINGは、大量ページ向けのサービスプランもあり
ゴールドプランでは1枚600円にまで利用料を下げられます。

AUTOCODING・料金プラン

★ 結果は?
AUTOCODINGを検証した結果は、

AUTOCODING・結果

こんな感じになりました。
確かにコーディングを代行やフリーランスに出したりするよりは
社内でAUTOCODINGを利用した方がお得感はあります。
ですが、デザイン性に富んだサイトを制作するとなると、優秀なコーダーの存在が必要となってくるので
今後の改善に期待しましょう。

AUTOCODINGを利用して効率的にコーディングをしましょう